軍の弾圧、いっそう苛烈
在日ミャンマー人の闘い支援を
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労組連合が軍
批判共同声明
ミャンマーで3月7日、18労組でつくる労組連合は共同声明で「通常通り経済・事業活動を続けることは軍を利するだけだ」と指摘。「われわれの民主主義を守るために行動を起こすのは今だ」と表明しゼネストを呼びかけた。軍は病院や大学に突入し、占拠しゼネストをつぶしにかかった。
こうした弾圧を繰り返す警官や軍の中で、弾圧を拒否し、インドへ亡命する警官も出ている。軍の大尉が公然と弾圧に反対する表明を行ったという報道もある。
インドに亡命した警官の証言。
「デモに向けて『死ぬまで撃て』という上官の命令を拒否し、国境を越えた」。「警察内部にも市民不服従運動(CDM)の支持者が多い。警察の90%はデモを支持している。警察は軍部の命令に基づいて弾圧している」。
さらに、現地のSNSによると、CDMを支持する警官の「制服認証写真」が相次いで投稿されている。3月5日までに600人以上の警官がCDMに参加したという。
3月10日、軍はヤンゴンで国鉄職員の住む公営住宅や駅などを含む一帯を封鎖。国鉄職員・労働組合は軍に抗議するために業務を放棄するCDMを行っている。国鉄職員と家族ら1万人が住宅から追い出された。
軍は軍批判を続ける民間メディア5社の免許を剥奪、社屋に突入し記者への弾圧を行っている。記者たちはあらゆる方法を駆使して軍への批判姿勢を崩していない。
軍はスーチー氏率いるNLDの幹部を連行し、拘束後2人が死亡した。
日本政府は軍
を支持するな
3月8日、日本のミャンマー大使・丸山市郎が、軍が「外相」として任命したワナ・マウン・ルインと直接会談した。ミャンマーにある日本大使館は8日夜、フェイスブックへの投稿で、国軍が任命した人物を「外相」と表記したうえで、「丸山(市郎)大使は、ワナ・マウン・ルイン外相に申し入れを行いました」と述べた。これに対し、ミャンマー市民からは「人々によって選出された外相ではない」「日本は軍政を応援するのか」などと批判の書き込みが相次いだ。
それに対して、日本外務省の公式発表は以下のようだ。
3月8日のMRTVの放送に関する発表。
3月8日、ネーピードーにおいて、丸山大使は、ワナ・マウン・ルイン外相に申入れを行いました。
その際、丸山大使は、2月1日に緊急事態が宣言されて以降のミャンマーの事態に対し、重大な懸念を有していることを直接伝達し、一般市民に対する一切の暴力の停止、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問を含む関係者の早期解放と民主的な政治体制の速やかな回復を強く求めました。
これに対し、先方から、従来の立場の説明がありました。
日本政府としては、引き続き、ミャンマー国軍に対して、@民間人に対する暴力の即時停止、A拘束された関係者の解放、B民主的な政治体制の早期回復、の3点を強く求めていきます。
日本政府はミャンマー軍の弾圧を認めているわけではないが、ミャンマー軍とのパイプも維持したいという日本政府の姿勢が透けて見える。
在英ミャンマー大使が軍の弾圧を公然と非難した。軍はこの大使を本国に召還すると発表。
在日大使館員
への働きかけ
公務員や公共的職業に就く人びとに対して、軍への不服従・非協力が呼びかけられている。その一環として、在日ミャンマー大使館員に対しても「軍事政権の大使館員として働くことを拒否する」よう促している。3月8日から3月10日まで連日ミャンマー大使館前で行動が行われた。3月10日、数十人のミャンマー人が大使館前に並び、最初は無言のパフォーマンスだったが午後4時前から、一人一人前に出て、呼びかけを整然と行った。
軍事クーデタに反対する在日ミャンマー人非暴力活動委員会は、3月6、7日に高田馬場駅周辺で、サインキャンペーン(署名活動)や寸劇パフォーマンスを行った。日々軍との命がけの闘いを繰り広げるミャンマーの人たちとの連帯を。 (M)
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